2021 / 6 / 18 (FRI)
言葉に言い表せない
微妙で繊細な感情を、敏感に
感じとり味わってみる
#138
自分にしかわからない微かな心の声。
無視せず、解決を求めずただ聞いてあげて。
何となく気持ちがスッキリしなかったり、心がザワザワしたり。不安定な状況が続く今。ちょっとモヤモヤした感覚を覚える人も多いはず。
でもこの状況にも慣れてしまって、大して気にはならない…。そうやってやり過ごせるなら、それはそれでOK。
ただ、そんな微かなモヤモヤの蓄積は、思った以上に心の負担になっていることも。
押さえきれない激しい怒りや哀しみ、イラ立ち。それも厄介ですが、自覚ができる分、対処のしようがあります。
でも言葉で表現するほでもないような、微妙で微かな感情。これは「なかったモノ」として、心の奥に閉じ込めてしまわれがち。
でも感情にはすべて、ちゃんと意味があります。心の深い部分に「何か」伝えたいモノがあるから。何らかのきっかけで、それが感情として意識にのぼってくるのです。
それを無視し続けるのは、心の中に重い荷物を抱え込んだまま生きていくのと同じ。心にも身体にも大きな負担になります。
何だかよくわからない、心のざわめき。言葉にはならない、人にもうまく伝えられない何か。
そういう淡く微妙な感情に、まずは敏感になってみて。それが何なのか、どう処理すればいいのかわからなくてもOK。
無視せずちゃんとその声を聞いてあげる。その姿勢を続けることで、自分の心と上手に付き合えるようになっていくはずです。