2021 / 6 / 5 (SAT)
週一日だけでもOK。
カフェインに依存しない生活を、
ゆるく始めてみる
#125
一時的な覚醒効果に頼り過ぎないで。
カフェインは辛い偏頭痛の原因にも。
頭を覚醒させ、活動スイッチを入れてくれる朝のコーヒー。昼食後、午後からの仕事モードに切り替えるために一杯。夕方の休憩時間、リラックスのためまた一杯…。
コーヒーなしでは毎日の生活が成り立たない、という人も多いのでは。
コーヒーに含まれるカフェインには、一時的な覚醒作用があります。疲労感を減少させたり、記憶力向上の効果も。
毎日を活動的に過ごすため、いいこと尽くめのように思えます。でも、ちょっと注意も必要。
カフェイン摂取による覚醒効果は一時的なもの。長期的にはむしろ疲労感を高めてしまいます。
偏頭痛持ちの人は特に要注意。カフェインの血管拡張効果が、偏頭痛のリスクを高めるから。
疲労感も偏頭痛も、コーヒーを飲むと一時的には和らぎます。でもこれは、麻薬の禁断症状と同じ。カフェインが切れると、より強い症状が現れる悪循環に。
またカフェインは、疲れが抜けない、朝起きられない、やる気が出ない…。こんな症状から「うつ」と誤診されることの多い「副腎疲労」も悪化させることが知られています。
とは言え、コーヒーを完全に断つのは難しいはず。時々デカフェにする、週に一度だけお休みする。その程度から始めてみて。
ストイックな制限でストレスになるようでは逆効果。無意識の依存状態から、緩やかに抜け出すことに意味があります。