2021 / 10 / 22 (FRI)
時々、本当に上質なモノを
じっくり丁寧に味わう
機会を作ってみる
#264
際限のない食欲を満たし続けるのではなく
一つの食べ物と丁寧に向き合う時間を。
食べる事は人生の大きな楽しみの一つ。
ありとあらゆる食べ物が手軽に手に入る、便利で豊かな時代に生きている私たち。手軽に食欲を満たせることが当たり前。
でもそれは一方で、一つ一つの食べ物をじっくり大切に味わう丁寧さを忘れることにもなりがち。
欲望のままに食べたいモノを口に詰め込み、ムシャムシャ食べておしまい。スマホやTVを見ながら無意識に口を動かし、何を食べたのかすらよくわからない。
そしてまたすぐにお腹が空く。口寂しくなって何かを胃に詰め込みたくなる。美味しそうな食べ物の情報に刺激されて食欲を膨らませる。
私たちは「食べる」事を楽しんでいるようで、実は際限のない欲望に翻弄されているだけなのかも。
どんな食べ物でも、最期の晩餐だとしたらできる限り丁寧に味わおうとするはず。
毎食そんな風に考えて食べるのは無理があるでしょう。でも、時々少し丁寧に食事を味わう機会を作ってみる価値はあります。
手軽に安価に手に入るものではなく。あえて上質で、少し贅沢に感じられるものを選ぶ。そうすれば、その有難さをしっかり噛みしめて味わう意識が生まれるはず。
他の事に気をとられず、集中して丁寧に食べ物を味わう。味覚の繊細さを磨くこともできます。
自分へのご褒美を兼ねて、そんな機会を意識的に作ってみるといいかも。