2021 / 10 / 30 (SAT)
ほっと一息のコーヒー。
繊細で敏感な人の心に
与える影響を知っておいて
#272
脳と体の疲労を麻痺させるカフェイン。
自分をムチ打って頑張らせているだけかも。
朝の目覚めに。仕事始めにシャキッとするために。昼食後の口直し、午後の休憩に…。
つい手が出る、一杯のコーヒー。やる気モードにならない心や、疲れた身体にスイッチを入れてくれるのは、カフェインの作用。
興奮状態を作る交感神経に作用し、脳や身体がフル回転できるように働きかけます。ただこの覚醒状態は一時的。
疲れてきたから、もう一杯…となると。身体や脳の疲れを麻痺させ、カフェインで強制的に作った興奮状態で働き続けることに。
当然疲れが溜まり、自律神経のバランスも乱れます。
特に、繊細で敏感なタイプの人は要注意。小さな刺激にも反応して人より疲れやすいのに、頑張らないといけないと感じてカフェインを摂る。
でも、そもそもこのタイプの人は、ストレス対処のためのホルモンが常に分泌されている状態。カフェインはさらにストレスホルモンを分泌させます。
ホルモンを分泌させっぱなしの副腎は疲労困憊。ついにはストレスに対処するホルモンをうまく分泌できなくなります。
この状態は慢性疲労、やる気や集中力の低下などの原因に。そこでまた気合を入れようとコーヒーを…となるとまさに悪循環。
頑張る自分を労うつもりの一杯。実は自分をムチ打っているだけかも。まずは少しプレッシャーを緩めてあげる方が先決です。