2021 / 11 / 16 (TUE)
「和食がヘルシー」な
本当の理由を知って、
いつもの食事をもっと健康的に
#290
野菜中心、低カロリーが健康的、は誤解。
本当のメリットを知って上手に取り入れて
和食といえばヘルシーな食事の代表格。確かに和食には、とても優れた面がたくさんあります。
でも野菜中心で低カロリーだからヘルシー、というのは誤解。健康な身体を維持するには大量のタンパク質も、エネルギーを産出するためのカロリーも必要。
一汁三菜、お肉や魚は控えめ、白ご飯をしっかり。残念ながらこれでは、タンパク質不足の糖質過多に。これは身体にとっても最も良くない栄養状態の一つ。
また市販のお惣菜や外食の場合、手軽に「美味しさ」を感じさせるため多くの甘味料が使用されます。特に最近頻繁に利用される「果糖ブドウ糖液糖」はタンパク質を劣化させる、できるだけ避けたい甘味料。
和食が素晴らしいのは、まずその調理法、そして調味料。
煮る、湯がくなどの和食の伝統的な調理法は、細胞の老化を著しく促進する「AGEs」という物質をとても低く抑えられます。揚げる、炒めるなどの高温調理ではAGEの量が5~10倍になることも。
またお味噌やお酢など日本の伝統調味料は、驚くほど多くの健康効果が認められています。日常的に摂り続けることで、様々な病気や老化の防止に。
これらの素晴らしい調理法や調味料を上手に取り入れる。さらに糖質を控え、タンパク質をしっかり摂る。
その意識があれば、普段の食事はもっと健康的になります。