2021 / 11 / 21 (SUN)
日照時間が短くなる冬、
憂鬱になるのは当然。
科学的なアプローチで上手に対策を
#291
幸せホルモン「セロトニン」には日光が必要。
冬場は意識的な栄養摂取で補って
どんどん寒くなり、陽射しを浴びる機会も少なくなるこれからの季節。華やかなイベントは目白押しだけど。去年より賑やかに過ごせそうだけど。
どうもこの時季は少し憂鬱になる…という人も少なくないはず。これは人間の身体のしくみを考えれば自然な事。
感情のコントロールや精神安定に重要な役割を果たすホルモン、「セロトニン」。日照時間が少なくなると、このセロトニンの分泌量も減少することがわかっています。
いわゆる「冬季うつ」もこれが原因の一つとも。また、日光が皮膚にあたることで生成されるビタミンDも、セロトニンの調整に必要。
太陽の光を浴びる時間が少なくなる冬場はビタミンD不足になりがち。ビタミンDは免疫機能の正常化にも必須です。
食事やサプリメントで意識的に補給してあげて。そしてもちろん、意識的な日光浴も効果的。
またセロトニンの合成には「トリプトファン」というアミノ酸の一種が使われます。トリプトファンはお肉や魚、また大豆製品やナッツ類にも多く含まれる栄養素。
お肉、お豆腐、野菜やキノコ類などがバランスよく食べられるお鍋などで上手に摂取して。
また甘い物やお酒を摂り過ぎると、やはりメンタルの安定に必須のビタミンB群が消耗され不足します。
パーティや会食の多い年末年始。少しだけ意識して自分の心と身体を守ってあげて。