2021 / 12 / 11 (SAT)
冬でも氷をガリガリ食べたい!のは
「鉄不足」を知らせる
大切なサインかも
#311
心身の様々な不調を引き起こす「鉄不足」。
氷食症はその重要なサイン。
温かい飲み物や食べ物が恋しくなる季節。こんな時季でも、氷をガリガリ食べたい。そんな人は意外と多いかも。
意外と知られていないことですが、それは単なる「氷好き」ではなく、ある症状を知らせる重要なサインの可能性が。それが「鉄欠乏」。
氷をやたらと食べたい、という状態は「氷食症」とも呼ばれます。単なる食べ物の嗜好とはちょっと別と考えた方がいいかも。
しくみは完全に明らかにされていませんが、体内に鉄が不足している人は氷を好んで食べたがる傾向があると言われています。
たかが鉄、と侮らないで。実は鉄不足が引き起こす症状は多岐に渡り、意外と多くの人を悩ませています。
疲れやすい、不眠、イライラ、憂鬱…。こんな心身の不調の多くに、現代人の鉄不足が関わっています。特に生理や出産経験のある女性は高い確率で鉄欠乏状態。
貧血の症状も、貧血と診断されたこともない、という人も要注意。ヘモグロビン値が正常でも、鉄が足りているとは限りません。
身体のしんどさ、気分の浮き沈み。日常生活の質を落とすこんな症状が、鉄不足から起こっているのだとしたら。
そして、自分の食べ物の嗜好がそれを知らせてくれているのだとしたら。それを見逃すなんてとても残念。氷好きの人は、ぜひ隠れ貧血を疑ってみて。