2021 / 3 / 25 (THU)
「最悪!」と思ってしまった時、
その判断を意識的に
「保留」してみる
#057
自動的、習慣的な「反応」に振り回されない。
少し視野を広げれば気持ちも楽に。
平凡でありきたりな日々の生活。それでも私たちは、巻き起こる小さな出来事に一喜一憂します。
とは言っても、客観的に自分を観察してみれば。「一喜一憂」の「喜」より「憂」を味わう比率の方が多いかもしれません。
ちょっとした事で、つい口をついて出る「最悪!」という言葉。これは、目の前の出来事に対する「自動的」な反応。習慣的に、無意識で発せられた言葉です。
でも、こんな無意識の瞬間的な判断で発した(考えた)言葉が、あと後まで気分に悪影響を及ぼすことも。言葉は自分で意識している以上に、感情や行動に静かな影響を与えます。
冷静に考えれば、取るに足らなような小さな出来事。何も考えず、そんな些細な事に「最悪!」とつぶやき続ける。そうやって私たちは、わざわざ本当に最悪の気分を作り出しているのかもしれません。
その瞬間は確かに「最悪」と思えても。後から俯瞰すれば大した問題ではなかったり、むしろ良い結果につながっていたり。そんなこともたくさんあります。
思わず「最悪!」と叫びたくなってしまった時。「そうでもないかも」「まあいっか」と、ちょっとその判断を保留する習慣をつけてみませんか。
慣れが必要ですが、大切なのは意識的に思考を切り替えることです。