2021 / 4 / 7 (WED)
嫌な気分を引きずらないため、
一瞬だけ冷静になって
「事実」と「解釈」を区別してみる
#066
「事実」は単なる事実。
感情をこじらせるのは自分の「解釈」。
いつも前向きで明るい気分でいよう!と思っても。ちょっとした事でイラっとしたり、不安や憂鬱に襲われたり生きている限り、これは仕方がないこと。。
山奥で仙人みたいに暮らすのでない限り、感情を波打たせる出来事を避けることは不可能です。だからこそ、自分の意志で気持ちを切り替えることが大切。
とは言え、人間の感情は複雑。そう簡単に180度切り替えられはしません。そこで必要になるのが、少しの冷静さと工夫。
私たちは、「事実」そのものに対してイヤな気分になるのではありません。問題になるのは、その「事実」に自分で加えてしまった「解釈」。
例えば、ちょっと食べ過ぎてしまった時。事実は「食べ過ぎた」という事だけ。気にしなければ、それだけの事です。
でも私たちはそれに対して、無意識で様々な解釈を付け加えます。そして感情を複雑にこじらせるのです。
「太る!」「またやっちゃった」「私ってやっぱりダメ…」。こうなると罪悪感や後悔に自己嫌悪、絶望感まで味わうハメに。
今度、イヤな気分に気付いたら、一瞬だけ冷静になってみて。そして、その気分の元になった「事実」と、自分がそれに対して加えた「解釈」を切り離してみて。
最初はちょっと面倒でも、地道に繰り返していれば。気付いた時には、感情に振り回される事が少なくなっているかもしれません。