捉えどころのない「心」の状態を、
「身体」の感覚に意識を向けて
把握してみる

#129

呼吸や、胸の内側の緊張…。
感情と連携した身体の変化に敏感になって。

私たちは毎日「何をするか」に意識を向けて生きています。

何時に起き、朝食を作り、仕事に出かけ…。少し時間があけばスマホをチェック、テレビも観たい…。

これは、意識が常に「外」へ向かっている状態。活力が溢れ、自然とアクティブに動き回れるなら問題ありません。

でも、実はお疲れ気味なのに。それを無視して自分を駆り立て続けるのは、ちょっと危険。

身体の疲れと違い、心の疲れは意外なほど気付きにくいもの。回復にも時間がかかります。日頃から、自分の心の状態を丁寧に見つめてあげることが大切。

でも形がなく、移ろいやすい「心」の状態は、なかなか把握しづらいもの。だから、少し視点を変えて「身体」の状態に意識を向けてみて。

心の状態と身体の状態は、思っている以上につながっています。

イライラや焦り、不安を感じている時、感情は抑えられても。胸の内側に意識を向けてみると、ギュッと緊張した状態になっているはず。

呼吸も浅く、息苦しさを感じるかも。

心をすぐに落ち着かせることはできなくても。身体や呼吸の状態なら、少しはコントロールできるはず。

まずは身体の「内」側に意識を向ける。少し立ち止まって、ゆっくり深呼吸してみる。

たったその程度のことでも。無視されがちな心の負担を、少し軽くできるはず。




本日のおすすめアイテム

呼吸の本
谷川 俊太郎
加藤 俊朗 著

掴みどころのない「呼吸」。詩人の谷川俊太郎が「呼吸の先生」加藤俊朗に、素朴な疑問を問いかける形で展開する本著。「基本は”吐く”だけ」というシンプルなメソッドで、身体の感覚を掴んで。

自律神経を整える
「長生き呼吸法」
小林弘幸 著

「自律神経と腸内環境にアプローチし、免疫力を素早くアップさせる、医学的に正しい呼吸法」。イライラしたり気分が沈んでいる時、1分でよいので意識的に呼吸をコントロールしてみて。




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