時々でいいから
「どうでもいい事」を
ゆっくり丁寧にやってみる

#132

無意識の行為を意識化してゆっくり行う。
一瞬でも焦りから解放されることが大切。

私たちの感情は、放っておくと気まぐれに暴れ回ります。その感情に手綱を明け渡し、好き放題させておいたのでは、心が休まりません。

言うことを聞かせて落ち着いてもらうには、日頃からの「しつけ」、つまり訓練が必要。

マインドフルネスや瞑想は、その最も洗練された手法の一つ。でも本格的に取り組むのはハードルが高そう。試してみたけど上手くいかなかった、という人も多いのでは。

もっと身近で、手軽な事から始めてみるのがベターです。

日常生活の中で、ほとんど無自覚に行っている様々な動作。特に生産性がなく、楽しいわけでもない。

ただ「している」といだけの行為。それをあえて、ゆっくりと丁寧に行ってみて。ごく短い時間でOK。

例えば、食べ物を口に運んでお箸を置くまで。トイレットペーパーをガラガラ転がしてちぎるまで。洗顔後、タオルを手に取って顔を拭くまで。

そんな、どうでもいいように思える行為に割くわずかな時間。「早く済ませよう」と無意識のうちに焦って終わらせてしまいがちです。

そこにあえて意識的に時間をかけることで、無意識の焦りから一瞬解放される。「集中しなきゃ!」と力まずできる程度の小さな事で十分。

そういう瞬間を少しづつ重ねることが、奔放な感情と上手に付き合う「しつけ」につながっていきます。




本日のおすすめアイテム

「今、ここ」に
意識を集中する練習

日常生活の中で意識を向けるもの。それを少しだけ意識的変えるだけでマインドフルネスの練習になる。「利き手でない手を使う」「電話が鳴ったら深呼吸」など、できるものから取り入れて。

1日10秒
マインドフルネス

ふとした瞬間、10秒間呼吸に意識を向けるだけでOK。時間をかけて心を整えようとしなくていい。その10秒が少しづつ心を変えていく。本格的なマインドフルネスで挫折した経験のある人にぜひ。




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