2021 / 12 / 8 (WED)
「抗体」をしっかり作るためにも、
毎日十分な量の
タンパク質を摂取して
#308
せっかく予防接種を受けても
材料が体内に足りないと抗体が作られないかも
本格的に寒くなり始める時季。何であれ、感染症には気を付けたいもの。
予防接種で抗体を植え付けるにせよ。自身の免疫力で身体を守るにせよ。その人の健康状態次第で、抗体や免疫の状態も変わってきます。
年齢や体質に関わらず、自分で管理できるのが「食事」。私たちの身体は自分が食べたモノで作られます。
食事の質によって、ウイルスから身を守る身体の機能も左右されるのは当然。
特に大切にしたいのが「タンパク質」。抗体も、免疫細胞も、材料はタンパク質。タンパク質はすべての身体の組織が日々生まれ変わるため、毎日必要とされる「身体の材料」。
必要な量がしっかり体内になければ、せっかく予防接種を受けても十分に抗体が作られない可能性も。
現代人の食生活は意外にも、タンパク質不足が深刻。麺類やご飯、パンなどの炭水化物でお腹を満たしてしまうと、十分なタンパク質が摂れません。
毎日作り替えられる身体を健康に保つには、最低でも体重1kgあたり1~1.5gのタンパク質が必須。体重が50kgの人なら、最小でも一日50g。
卵1個で摂れるタンパク質は約6g。鶏むね肉なら100gで約20g程度。またタンパク質は約4時間で消費されてしまうので、毎食きちんと食べる必要が。
食生活が不規則になりがちな年末年始。楽しく過ごすためにも、少しの意識を大切にして。