物事がスムーズにいかない原因、
心の中の「抵抗」と
上手に付き合う

#254

誰だって強制されるのは大嫌い。
少し力を緩め、自分の自発性を信じてみて

あれも、これもしなきゃ。もっとこうしないと、これはやめないと。毎日そうやって、自分に「やるべき」事を課し、「すべきでない」事を禁じて生きている私たち。

それは、こうなりたい、という理想や目標の実現のため。より満足のいく毎日を送るため。

つまり前向きな意図があってこそ、私たちは自分にあれこれ細かい指示を出すのです。すべてどうでもいいのなら、何も自分に求めないはず。

でも、自分での指示をなかなか守れないのも自分。やろうと思った事をすべて簡単にこなし、禁じた事はストレスなくやめられれば、何もかもスムーズにいくはず。

でも、それができない。これではダメ、ともっと自分に厳しくし、多くを課す。でもこれは大抵、逆効果。

原因は心の「抵抗」。私たちはみんな、子供の頃から「しなさい」と言われるのが大嫌い。そんな風に強制されると、逆に意欲を失います。

大人になってもそれは同じ。それなのに、私たちは自分で自分にその「強制」を繰り返しているのです。心が萎え、やる気が失せるのは当然。

小さな行動にも必要以上のエネルギーを消耗する。やるべきでない事につい手をつけてしまう。そんな悪循環から抜け出せなくなります。

自分の自発性を信じて、強制を少し緩めてみて。時間がかかっても、自分との信頼関係を取り戻すことには大きな意味があるはず。




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