2021 / 11 / 25 (THU)
「光」の種類と性質を知って、
一日のリズムを
スムーズに整えて
#295
朝と夜、浴びる光を調整することで
体内時計を整え、自然で良質な睡眠を
朝晩が冷え込み始める時季。目覚める時間になっても薄暗く、暖かいお布団から出るのが辛い季節がしばらく続きます。
どんな季節でも毎日ぐっすり眠り、スッキリ気持ちよく起きられたら。一日の、人生の質が変わると言っても過言ではありません。
とは言え、実際にはそうもいかないもの。でも小さな工夫で身体のリズムを整えられれば。睡眠の質も高まり、寝起きもスムーズになるはず。
人間の睡眠をコントロールするのは「メラトニン」というホルモン。そして「睡眠ホルモン」とも呼ばれるメラトニンの分泌に影響を与えるのが「光」。
メラトニンは目覚めて約14~16時間後に分泌され始め、段々分泌量が増えることで眠くなる。これが自然な睡眠の流れ。
でも夕方から夜間に強い光を浴びると、メラトニンの分泌が抑制さます。スマホやPC、TVから発せられるブルーライト。さほど眩しいと感じなくても、実は人間に見える光の中で最も強い光。
脳が「昼間だ!」と勘違いし、覚醒してしまいます。体内時計を整えるためには、夜はスマホもお休みした方がベター。
また、朝起きてすぐに太陽光を浴びることも大事。メラトニンの材料となり、感情を安定させる幸せホルモン「セロトニン」の分泌が活性化します。
完璧でなくて構いません。少しの意識で生活を整える。その意図を大切にして。