2021 / 12 / 4 (SAT)
思い出した時だけでもいいので、
まっすぐ前を見る目線を
意識して歩いてみる
#304
無理にポジティブに転換しようとしない。
ただそっと別の可能性を示唆してあげて
世界を認識するための知覚のほとんどを視覚に頼っている私たち。
「見たもの」は私たちに絶対的な事実としてインプットされ、考え方や価値観に大きな影響を与えます。それほど重要な視覚。
でも私たちは「何を見るか」を、どれくらい意識的に選択しているでしょう。
少しでも時間が空くと、すかさずスマホをチェック。この時、私たちの目線は「下」に落ちています。
その姿勢が身体に染み付いていると。気づかないうちに「まっすぐ」前を見るということが意外なくらい難しくなっているかも。
自分の後頭部、目の真後ろにも背後を見る目があるとして。前についている目と、後ろについている目を結んだ線がまっすぐ平行になる。まっすぐ前を見る視線とは、この状態。
やってみると、かなり意識的に頭をまっすぐにしなければこの状態にならない事に気づくはず。それだけ無意識のうちに視線が落ちてしまっているという事です。
空の色や雲、月の姿、樹々の様子。下ばかり向いていると、季節の変化にも気づかないまま時だけが過ぎてしまいがち。
空気は冷たく、アウターは重くなる季節。身体が縮こまり、さらに視線は下を向いてしまいます。
思い出した時だけでもOK。意識的に「まっすぐ」の状態に視線を戻す習慣をつけてみませんか。
見える世界が変わると、考え方や感じ方も変わってくるかも。