2021 / 12 / 6 (MON)
自分の心に「振り回される」のではなく、
常に「会話する」意識で
付き合ってみる
#306
まずは心の動きに翻弄されている事に気づく。
そして何も否定せず話を聞いてあげてみて。
人間の感情というのは結構厄介なモノ。結局私たちの幸せも満足も、その反対もすべて心の状態次第。
でもそれほど重要な「感情」の扱い方を、誰からも教わらず成長する私たち。
だから社会の中での行動や立ち居振る舞いはある程度制御できても。心の内面との付き合い方はずっとわからないまま。
そして今日も、浮き沈みを繰り返す心の動きに翻弄されて生きています。
とは言え多くの場合、心の動きは自分自身と一体化してしまっているもの。自分が翻弄されていること自体、気付かないのが普通。
でも冷静に振り返ると。一日のうち、本当に心穏やかに、その瞬間を味わえていた時間はどれだけあるでしょう。
そうでない時間は、落ち着きなく行ったり来たりする心の動きに翻弄されていたということ。
心の動き自体は止められません。ただ、心を無自覚に動き回らせず、手綱をつけることは可能。
そのためにはまず、心の動きに客観的に気付くこと。どんな感情や考えも否定しないで。
大切な人の話を聞いてあげているのと同じ。話を頭ごなしに否定すれば、相手はそれ以上話してくれなくなります。
何に対してもうなずいて、「そう感じてるんだ」と受け止める。心が暴れ回るのは、いつも無視されて話を聞いてもらえないから。
いつでも会話できる姿勢を見せてあげれば、次第に付き合いやすくなるはず。