2021 / 3 / 6 (SAT)
ちょっとひと手間の
「煮干し出汁」で、
腸を美味しくメンテナンス
#037
腸の粘膜に開いてしまった「穴」を
お出汁のうま味成分が修復してくれる
免疫の要と言えば「腸」。乳酸菌飲料や発酵食品を積極的に摂って腸活している!という人も多いのでは。腸内細菌の種類や数を増やすためにはそれも大事。
でも、腸のケアではもう一つ重要なポイントが。それが、腸粘膜の修復。小麦やお砂糖の摂り過ぎ、抗生物質の使用などで、腸の粘膜に穴が開いてしまいます。
そしてその隙間から、本来は腸の外に出てはいけないウイルスや菌、毒素などが血液中に漏れ、体中を巡ってしまうことに。これがアレルギーや肌荒れ、不安やうつ、慢性疲労など、様々な症状の原因になると言われています。
そこで頼りたいのが、お肉や魚の骨から抽出される成分。腸の炎症を抑え、傷ついた粘膜を修復してくれる栄養素が豊富に含まれています。
骨付き肉を長時間煮込んで作る「ボーンブロス」というスープが有名ですが、ちょっと面倒…という人は、ぜひ「煮干し出汁」を活用して。
一晩水に浸しておけば、煮出す時間は10分程度でOK。できればお腹を割って、背骨の部分を露出させておくとさらに効果的。
本格的な出汁を使えば、いつものお味噌汁も驚くほど美味しくなります。おうどんや煮物にお鍋など、使い道も色々。たくさん作って小分け冷凍しておくのも便利。健康が気になる今だからこそ、ぜひ習慣に。