不安や怖さは「想像力の産物」
と理解して、もっと別の事に
想像力を使ってみる

#084

危険を察知できれば、不安の役割は終わり。
後は冷静に対処できるよう支配から解放されて

感染へのリスクが「他人事」ではなくなってきた…。そう感じられ、あらためて不安にかられる人も多いかもしれません。

こういう時こそ、意識的な冷静さが必要。

不安は、未知の危険から身を守るための大切な感覚。本来は危険を察知したら、そこで不安の役割は終わり。

そこから先は、具体的にどう対処すべきかを冷静に考えることが重要。必要以上に不安に支配されていては、適切な対処の妨げになります。

でも人間は想像力がとても豊か。特に脳は危機に対してはとても敏感。一度「不安」を発動させてしまうと、際限なくそれを増大させてしまいます。

放っておくと、他の事を考えられなくなることも。

外からの小さな刺激に反応して、一度生まれた「不安」を種にありとあらゆる想像を勝手に膨らませてしまう。これらはすべて脳の中で自動的に起こっている反応です。

想像力は人間に与えられた素晴らしい能力。でも、すべての「力」は使い方次第で有益にも、有害にもなり得ます。

いらずらに不安や恐怖に支配されていることに気付いたら。その力の使い方をもっと建設的な方向に向ける。そうやって「自分でコントロールする」という意志を持つことが大事。

想像力を使って、もっと素晴らしいモノを生み出すことだってできるはずです。




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