2021 / 6 / 4 (FRI)
オンラインでつながれる時間と、
目の前の相手と過ごす時間の違いを
大切に味わってみる
#124
誰かと顔を合わせて過ごす時間。
五感のすべてを使ってそれを味わってみて
人とのフィジカルな接点が制限された生活。その中で、オンラインでのコミュニケーションはさらに活発になりました。
もし今のように情報技術が進みんだ時代だったなら。
この生活から受けるストレスと不自由さは、今私たちが味わっているものの比ではなかったはず。その恩恵は計り知れません。
一方で、実際に人と触れ合うことで得られる安心感。他愛もない会話がもたらしてくれる潤い。一緒に美味しいものを食べて、同じ時間を共有することの喜び。
これまで意識すらしなかった、そんな当たり前の事のありがたみに気付かされた人も多いはず。
肌身離さずスマホを持ち歩き、常にオンラインでつながることができる私たち。オンラインとオフラインの境界はどんどん曖昧になりつつあります。
だからこそ、この機会に。オンラインで誰かと、何かとつながっている時間。目の前の相手と、同じ空気を共有している時間。それぞれの違いを、意識的に味わってみるべきかも。
どちらが良い、悪いというのではありません。
精彩な画面に映る相手が、目の前にいるのと同じに感じられても。オンラインとオフラインでは、私たちが全身で感じ取る情報の質がまったく違うはず。
久しぶりに誰かと顔を合わせる時には。スマホは置いたままで、五感のすべてを使ってその時間を味わってみませんか。