うつろう季節の変化を
焼きつける、自分だけの
「季語」を集めてみる

#130

季節の変化を感じさせてくれる
かすかな気配に敏感に味わってみて。

いつの間にか一年も残り約半分。毎日目の前のことをこなし続け、気付くと月日だけが過ぎている…。思うように行動できない日々が続く今は、特にこんな風に感じられることも多いのでは。。

言葉にできない空虚さを感じ、それを打ち消すためにまた忙しなく動き回る…。でも、それをどれだけ続けても。心のどこかで求めている満足感は永遠に得られないのかも。。

結局、心が満たさせる瞬間というのは、ささやかな日常の瞬間にしか宿らないのかもしれません。

それを逃さず、しっかり心に焼き付けるため。日々移ろい、すぐ姿を変えてしまう季節の変化に敏感になってみるのも一つの方法。

生活に追われるだけの日々を過ごしていると。鬱陶しい梅雨が続き、その次はうだるような真夏の暑さが延々と続く。そんな風に、季節の流れに身を任せるだけで月日が過ぎてしまいます。

でも、少し敏感になって観察してみれば。切れ目なく延々と展開されるように見える季節の中に、かすかな変化を見つけられるはず。

その夏初めて飲む、冷たい麦茶の味。冬の雨とは違う、湿度が身体を包み込むような雨の日の空気と音。早く目覚めてももう明るい、朝の部屋etc…。

自分にしかわからない、そんな季節のアイコン。心の中にいくつも集めて。瞬きする間に過ぎてしまう季節を、噛みしめてみませんか。




本日のおすすめアイテム

おたのしみ歳時記
杉浦 さやか 著

イラストレーターの杉浦さやかさんが綴る「なんでもない日がちょっと“とくべつ”になる12か月を楽しむ暮らしのアイデア」。ちょっとの工夫で頑張りすぎず四季を楽しむ。そのヒントに。

覚えておきたい
日本の美しい季節の言葉

風のそよぎ、雨の音、空の色、雲の動き、陽ざしの感触、水のぬくみ…。季節の表情や移ろいを感じとり、言葉にしてきた日本人の鋭い季節感覚と感性を呼び覚ましてくれる言葉たち。




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