外部からの情報を
「事実」と「他の人の意見や解釈」に
分けて咀嚼する習慣を

#222

情報も、口に入れる食べ物も同じ。
取り込んでいいモノをそうでないモノを区別して。

テレビをつければ、一日中不安になる情報が目白押し。人と話しても、話題は同じ。

長く続くこんな生活の中。無意識に不安や恐怖に身を晒していると、心も身体も萎縮してしまいます。

不安やストレスは、身体の抵抗力も確実に弱めます。そしてそんな危険な感情は、思っている以上に他人に伝染するもの。

家族や大切な人を守るつもりで必死にリスクと闘っていても。その背景にある不安や恐れが、相手の心と身体を蝕んでいることもあり得ます。

とは言え、外からの情報に反射的に不安になるのは仕方がないこと。だから少しの意識が大切。どんな情報に触れても、自分自身でフィルターをかける習慣をつけてみて。

生きていくため本当に必要な情報は、実はごくわずか。でも目や耳に入ってくる情報の多くは、誰かの意見や解釈。

それはその人にとっての事実であっても、自分にとって同じとは限りません。

「この人はそう言っている」という事実だけを切り離し、必要以上の反応をしない方が賢明です。それを言っているのが誰であっても同じ。

口に入れる食べ物なら、食べていいモノかどうか誰でもちゃんと見極めるはず。情報も同じ。フィルターをかけず、何でもかんでも取り込んでいては心が疲弊してしまいます。

こういう時期だからこそ。情報との賢く健康的な付き合い方を身に着けていくチャンスです。




本日のおすすめアイテム

情報選択の時代
リチャード・S. ワーマン 著

TEDカンファレンスの創始者で、情報を分かりやすく表現する技術の重要性を説いた先駆者である著者による著作。20年以上も前の作品ながら、情報が溢れる時代の生き方、対処法を的確に指摘。

スマホ脳
アンデシュ・ハンセン 著

無意識に長時間触れてしまう情報源として無視できないスマホ。最新研究で明らかにされた、心と身体への影響を解説し世界的ベストセラーになった一冊。知っておく価値はあるかも。




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