2021 / 9 / 10 (FRI)
外部からの情報を
「事実」と「他の人の意見や解釈」に
分けて咀嚼する習慣を
#222
情報も、口に入れる食べ物も同じ。
取り込んでいいモノをそうでないモノを区別して。
テレビをつければ、一日中不安になる情報が目白押し。人と話しても、話題は同じ。
長く続くこんな生活の中。無意識に不安や恐怖に身を晒していると、心も身体も萎縮してしまいます。
不安やストレスは、身体の抵抗力も確実に弱めます。そしてそんな危険な感情は、思っている以上に他人に伝染するもの。
家族や大切な人を守るつもりで必死にリスクと闘っていても。その背景にある不安や恐れが、相手の心と身体を蝕んでいることもあり得ます。
とは言え、外からの情報に反射的に不安になるのは仕方がないこと。だから少しの意識が大切。どんな情報に触れても、自分自身でフィルターをかける習慣をつけてみて。
生きていくため本当に必要な情報は、実はごくわずか。でも目や耳に入ってくる情報の多くは、誰かの意見や解釈。
それはその人にとっての事実であっても、自分にとって同じとは限りません。
「この人はそう言っている」という事実だけを切り離し、必要以上の反応をしない方が賢明です。それを言っているのが誰であっても同じ。
口に入れる食べ物なら、食べていいモノかどうか誰でもちゃんと見極めるはず。情報も同じ。フィルターをかけず、何でもかんでも取り込んでいては心が疲弊してしまいます。
こういう時期だからこそ。情報との賢く健康的な付き合い方を身に着けていくチャンスです。