2021 / 9 / 26 (SUN)
「腸活」の意外な盲点、
「毎日ヨーグルト」の
リスクも少し意識しておく
#238
善玉菌が豊富、でも腸の炎症の原因にも。
腸が弱い人やアレルギー体質の人は注意を
免疫力のため、美容のため。腸の健康に気を配っている、という人は多いはず。
腸活の定番と言えばヨーグルト。善玉菌を増やし、腸内フローラを整えてくれます。ホエイやカゼインなどのタンパク質も豊富。
ただ、注意が必要なポイントも。ヨーグルトを始め、牛乳由来の製品に含まれる「カゼイン」というタンパク質。
実は腸の炎症を誘発しやすく、逆に腸内環境を悪化させることも。腸の炎症はアレルギーやアトピー、免疫力の低下など様々な問題の原因。
せっかく善玉菌を摂っても、腸自体が炎症で傷ついてしまっては本末転倒。
またカゼインによる腸の炎症は、他の栄養素の吸収も阻害します。食事やサプリメントでしっかり栄養補給していても、それがムダになってしまうケースも。
ただ、すべての人がカゼインで炎症を起こすわけではありません。もともと腸が強く、炎症を起こしにくい人はヨーグルトを毎日食べ続けても問題は起きないかも。
逆にアレルギー体質や腸が弱い人の場合、ヨーグルトの摂り過ぎが逆効果となる可能性も。
食べ続けても腸の調子が改善しないなら、植物性ヨーグルトやプロバイオティクスのサプリメントに変更してみるのも手。
どんな食材も人によって相性はあります。盲目的に信じて食べ続けるのではなく、自分に合ったモノを上手に選んで。