2021 / 9 / 19 (SUN)
月が見えても見えなくても。
季節の行事「中秋の名月」を
例年より楽しんでみる
#231
こんな時期だからこそ、季節の行事を楽しむ。
意識的な気持ちの切り替えにもつなげて
9月21日は「中秋の名月」。お出かけもままならず、華やかなイベントも少ない今。お家でゆっくり「お月見」を楽しんでみるのも一興です。
実は今年の中秋の名月は、ちょっと特別。8年ぶりに、満月と同じ日に迎えます。
この時季にお月見をするのは、秋の収穫を祝うため。アメリカ先住民の習慣では、9月の満月は「ハーベストムーン」と呼ばれるそう。
農業に関わっているわけではなくても。この日くらい、毎日食卓に上る食べ物や、それを育て届けてくる人への感謝を意識してみるのもいいかも。
また月が完全に満ちる満月の日は、物事を一度完了させる日とも言われます。さらに今回の満月は、12星座最後の星座、魚座の位置で迎えます。
これまでの流れを意識的にリセットし、仕切り直すには絶好のタイミング。
最近あまりうまくいっていない…と感じるなら。お月見を楽しみつつ、気持ちも切り替えてみて。
ただ延々と続いていく日々に身を任せていると、意識の切り替えも難しくなります。小さな事をきっかけに少しでも気分を変えられれば、物事の流れも変わるかも。
たとえ天気が悪くて月が見えなくても。秋の草花を飾ったり、月見団子を用意したり。
こういう時だからこそ、季節の行事を楽しんでみる。そんな小さな工夫が、暮らしを少し豊かに彩ってくれるはずです。