消毒のしすぎで
失われるモノもあることを、
少し覚えておく

#154

ダメージを受けるのはウイルスだけではない。
常在菌のバランスを乱すリスクも考慮を

外出する、何かに触れる、その度に消毒。日に何度もの消毒が当たり前になって久しい今。

ウイルスへの恐怖から、とにかく何でも消毒しなければ気が済まない人も多いのでは。

もちろん、病原性のウイルスは消毒である程度やっつけられます。でも、退治されるのはウイルスだけではありません。

皮膚に存在する常在菌など、人間の健康を守るのに欠かせない微生物にもダメージが。

私たちの体には、100兆個もの微生物が。それらの微生物がバランスを保つことで、私たちの健康は守られています。

例えば、腸内細菌の大切さはよく知られるところ。消毒で常在菌の生態系が崩れると、身体全体の微生物のバランスも乱れる可能性が。

感染を防ぐための消毒が、感染から身体を守る免疫機能を低下させる。そんな皮肉な結果にもなり得ます。

特に、物心ついた時から消毒し続けている子供たちには配慮が必要。人間の免疫は、小さい頃から外で遊び、様々な微生物に触れることで鍛えられます。

その機会が奪われたうえ、殺菌と抗菌の繰り返し。将来的にアレルギーの発症率が大幅に高まることも予想されます。

消毒するな、ということではありません。ただ「とにかく消毒していれば安全」という思考停止はちょっと危険。

ウイルスとの共存はこれからも続くはず。上手な付き合い方を学びたいところです。




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あなたの体は9割が細菌
微生物の生態系が
崩れはじめた

私たちの体のうちヒトの細胞はわずか10%、残りの90%は細菌。人体から微生物がいなくなったら私たちの生活は成り立たない。肥満やアレルギー、心の病気にも微生物のバランスが必要!

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ウイルスなどの微生物は常に自然界に存在し、人間と共存するもの。とにかく「やっつける」のに躍起になるのではなく、免疫力と自然治癒力を生活のなかで高めていくことが大切。




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