2021 / 8 / 19 (THU)
食べられないのは
「胃が小さくなった」からではなく、
栄養不足のせいかも
#202
食が細くなるのは消化吸収力不足。
甘やかさず消化酵素の材料をしっかり補給して
自分の身体は自分で守ることを、改めて意識したい今。健康な身体の材料を物理的に補給する「食事」は、やはり最重要課題です。
気を付けるべき事は色々。でも最も意識したいのは、身体の組織すべての材料になる「タンパク質」を毎日しっかり補うこと。
肌や髪、内臓に脳、免疫細胞も。みんな生まれ変わるため、毎日新鮮な材料をたっぷり必要とします。
食事から十分なタンパク質が摂れていないと、中古のタンパク質が再利用され、細胞の質がどんどん低下。老化や病気、免疫システムの不全につながります。
でも最近食が細くなって…という人も多いかも。「胃が小さくなった」と言いますが、これは言葉の綾。胃のサイズが変わることはありません。
食が細いという事は、食べた物をちゃんと消化吸収できていない状態。そしてこれは、そもそも栄養が足りていないことが主原因。
消化には消化酵素が必要ですが、この酵素も主原料はタンパク質。炭水化物やお菓子でお腹を満たしたり、野菜中心の食事を続けていると消化酵素がどんどん不足。
お肉や魚がしっかり食べられず、さらに消化酵素が減る…という悪循環に。
胃腸に負担をかけない食事が「身体に優しい」というのは意外と誤解。身体を甘やかしてどんどん弱らせているだけかも。
しっかり消化吸収ができる身体を、少しづつ作っていって。