2021 / 7 / 8 (THU)
食べてすぐにやってくる
激しい空腹感は、
食生活改善のサインと捉えて
#160
ただの空腹感と見過ごさないで。
心身の様々な不調、病気を引き起こす危険な兆候かも
少し前に食べたばかりなのに、突然強い空腹感に襲われる。もう動けない!集中力もない…。そんな経験はありませんか。
これはただの空腹感ではなく、心にも身体にもちょっと危険な兆候のサインかも。
胃が食べ物を消化するのに、普通は3~5時間かかります。胃が空になって感じる空腹感は正常なもの。
でもそれより以前に異常な空腹感を覚えるなら、それは血糖値が急激に下がっているから。
その前に食べた物を思い出してみて。炭水化物ばかりの食事、甘いオヤツなどなら、ほぼ間違いありません。
糖質が多い食事で血糖値が急上昇し、慌てた身体が今度は急激に血糖値を下げようとしています。ちゃんと下げてくれたなら大丈夫、とは残念ながら言えません。
こうやって血糖値の乱高下が起きるのは「低血糖症」や「血糖値スパイク」と呼ばれる現象。実は糖尿病はもちろん、心筋梗塞やガン、さらには認知症など様々な病気の原因に。
加えて深刻なのが、うつなどの精神疾患と間違われるほどの心の不調。精神疾患の治療を受け続けても改善しなかったのが、実は低血糖症だったというケースも少なくありません。
ただの空腹、と侮らないで。食事の糖質を控える、野菜と肉から食べて炭水化物は最後に少量など。ぜひ日頃の食事を意識的に改善する機会にして。