2021 / 7 / 4 (SUN)
大切な思い出を美しく残すため、
少し丁寧に写真を撮ることを
意識してみる
#156
とりあえず「撮った」ことに満足せず
大切な瞬間を丁寧に切り取ってみる
肌身離さず持ち歩いているスマホで、すぐに写真が撮れる。カメラを準備する必要も、使いこなす必要もない。
誰でもキレイな写真が撮れてしまう、とっても便利な時代。だからちょっとした思い出や情報も、とりあえず撮っておく。
わざわざプリントしてアルバムにする必要性も感じない。雑多な画像が多いから、ゆっくり見返すこともあまりない…。
そうしているうちに、膨大な量の画像がストックされたままになりがちです。
とりあえず「撮った」ことに安心するのと、大切な思い出を丁寧に切り取って残すのは、ちょっと別のこと。
せっかく撮った写真が、ただのデータの山に埋もれてしまうのは残念。
この瞬間を、この思い出を残したい、そう思える大切な一瞬。
「とりあえず」と、バシャバシャ乱雑にデータに残すのではなく。愛おしむように、丁寧に切り取るように意識してみませんか。
フィルムカメラの時代、一枚一枚の写真はそれなりにコストがかかるものでした。だからシャッターを切るのにも慎重になったもの。
プリントされた写真はいつか色褪せるけど、それも大切な思い出の表現。写真とは本来、そういう儚さをはらんだモノなのかも。
便利さをムダ使いせず、大切な思い出をもっと美しく丁寧に残す。そんな意識を持ってみるものいいかもしれません。