2021 / 8 / 16 (MON)
改めて、重症化を防ぐ
免疫のしくみと栄養の
切っても切れない関係を知っておく
#199
重症化は運悪く起こるわけではない。
免疫に必要な栄養摂取を意識して
感染力の高さで世間を騒がしている変異株。これまで以上に不安を感じる人も多いかも。もちろん注意は必要。
ただ、単純に「感染力が高い」=「怖い」とだけ捉え、怯えてばかりいるのも問題。
不安や緊張などのストレスはかえって免疫力を弱めます。さらに生活の質も低下。少し冷静に、何が問題でどう対策すべきなのかを見極めた方がずっと建設的です。
感染力の高さは、ウイルスが細胞に取り付きやすい形になった事が主要因と言われています。
ただこれは、宿主の命を奪うような毒性の強さとは別物。重症化の原因はウイルス自体の毒性ではなく、私たちの免疫システムの暴走。
体内に入ったウイルスをやっつけようと頑張る免疫システム。通常はその仕事が終われば大人しくなります。
でもストレスや栄養不足などでシステムに機能不全がある場合、「もう止めよう」という抑制が不可能に。そこで過剰分泌される物質によって、肺炎などが引き起こされます。
免疫システムの正常化には、ビタミンD、亜鉛、タンパク質などの栄養素が不可欠。どれも年齢、基礎疾患の有無に関わらず、不足している人が多い栄養。
感染も重症化も、ロシアンルーレットのように運悪く起こるわけではないのです。
緊張と不安に身を任せて過ごす。この機会に、栄養状態を改善しながら健康を手に入れる。どちらも選択可能です。