2021 / 6 / 30 (WED)
誰かと自分を比べて
落ち込んでしまう気持ちも、
前向きに評価してあげる
#152
「自分も欲しい」という気持ちは大切。
前向きに方向づけるため素直に認めて。
できれば味わいたくない、ネガティブな感情。中でも「嫉妬」は特に直視しづらいもの。
このイヤな感情は、人と自分を比較することで生まれます。自分よりカワイイ人、才能がある人、キラキラしている人…。
それに対して自分はそういうモノを持っていない。そう感じた時に私たちは落ち込み、イヤな気分を味わいます。
「人と自分を比較しない」とはよく言われること。確かにそれも大切。
でも、人間は他者との関係性の中に「自分」という存在を見出すもの。他の人と自分を比べるのは、自然な行動。それ自体が必ずしも悪いわけではありません。
そもそもそうやって落ち込むのは、他の人が持っているモノが自分も欲しい、という思いあるから。それは別に否定すべきものではありません。
自分が人生に何を求めるのか。この世に自分一人しか存在しなければ、それを見極めるのは難しいはず。
他の人たちを見て「私もアレが欲しい」と思うのは、一つの気付きとも言えます。その素直な欲求を否定してしまえば、気持ちはこじれるだけ。
問題なのは、「欲しいのに、今の私には無い」という認識。それがイヤな感情の原因です。
その「欲しい」という気持ちを前向きに方向づけてあげることができたなら。人生はもっと可能性に満ちたものになるはず。
そのためにも、まずは認めてあげることが大切です。