「希望」と「期待」を
区別することで、
不必要な落胆や挫折を
避けて前に進む

#170

先の展開を限定し過ぎると落胆するだけ。
細かい事は気にせず前だけを見つめて

ままならない状況に足止めされてしまっている時。その状況に飲み込まれず、前を向く意識はとても大切。

どんな暗闇にも、自分の意志で光を見つけ出すことはできます。「希望」とはその光のこと。

もちろん、希望がすぐ状況が好転させてくれるわけではありません。しばらく我慢が必要なこともあるはず。

その期間を乗り切るためには、ポジティブな意識を保ち続ける必要が。ただ、その前向きな意識は「期待」に転じやすいもの。

「希望」と似ているように見える「期待」。でも、こちらは扱いを間違えると少し厄介。

間もなく好転する。明日はもっとよくなる。「期待」はそんな具合に、直近の展開に対する勝手な予想を生み出します。

だから思った通り事態が前進しなかった場合、落胆してしまうのです。でも次こそ、とまた期待を重ねては失望を繰り返す…。

こんな事を続けていると、前向きに考え行動する気力が失われかねません。

希望は、少し遠くに見える灯り。それを目指して黙々と前進するための道標です。

そこに辿り着くまでの道筋がどんなものかはわかりません。勝手な期待で可能性を限定し、挫折を招くのは非合理的。

と言え、苦しい時ほど期待を持ちたくなるのは当然。だからこそ、自分で「希望」と「期待」を区別する冷静さが必要。

それは、細かい事は気にせず前だけを見続ける強さとも言えます。




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