2021 / 7 / 3 (SAT)
心の負担を「ストレス」の一言で
片づけず、一つづつ丁寧に
解きほぐしてあげる
#155
本当の原因は「外」にあるのではなく
自分の心の奥にひっそり隠れているのかも
外に出てストレスを解消するのがなかなか難しい今。何となくモヤモヤした気分のまま過ごしている人も多いかも。
生きている限り、どうしたってストレスは生じます。
人間関係や経済状況、世相。私たちはストレスの元凶を、そんな自分ではどうにもできない外部の要因に求めます。
そんな外からの刺激に反応して起こる心の波風。そのすべて「ストレス」と一括りにし、仕方ないものとして邪険に扱いがち。
でも本当は…。自分の心の奥に潜んでいた、未消化のわだかまりやひっかり。それが外からの刺激に反応して蠢くから、心がざわめくのかも。
例えば、誰かの言動がひどく気に障る。それを「あの人がストレス」と片付けてしまえば、自分ではなく相手に原因を預けることに。
そうすると、自分の内面と向き合う必要はなくまります。でも、たとえその相手が姿を消したとしても。心の奥にある本当の原因が解消されていないと、また同じストレスに悩まされるはず。
「〇〇がストレス!」と叫んで、心のモヤモヤを丸めて捨ててしまいたくなる時。少し丁寧に、そのモヤモヤを解きほぐしてあげるチャンスかもしれません。
「ストレス」の一言でまとめられた「概算」ではなく。心の「内訳」を見ることで、何を整理すべきかわかることもあります。